いまさらながら「あの花」のお話
とってもお久しぶりです。約半年ぶりの投稿になります。
この半年、さまざまなことがありました。
課題研究の本格的なスタートから始まり、学校での夏休み体験入学への講師側としての参加、受験勉強、新しい友達や先輩後輩との出会い、別れ。10月には、課題研究発表会や文化祭もありました。
そうです、もう受験生なのです。中学生のころに始めたこのブログも、かなり長い付き合いとなってきました。
課題研究では「乳酸菌での紙繊維の分解」をテーマとし、研究を通してとてもたくさんの経験を積むことができました。
今年の文化祭では、以前バイト先で知り合ったかなり年上の方に遊びに来ていただいたりもしました。また、有志企画「TofuTalk」に、運営、そして発表者として参加し、無事に終了することができました。
「あの花」に登場する、めんまのコスプレをしてたのが僕です。きっと、文化祭や体験入学に来てくださった方は僕を見た方も多いのではないでしょうか?
さて、そんな半年の中、ぼくの中で一番変わったもの、それは趣味趣向の変化です。
半年前の自分からは驚くほど、自分の好きな音楽、映画、勉強のジャンルに至るまで、さまざまなものが変わりました。
その中でも一番の変化は、「何かを毛嫌いしなくなったこと」です。
今思うと、半年前の自分は、例えば某アイドルの曲だったり、アニメだったり。いわゆる「オタク」的なものに対して必要以上の嫌悪感を抱いていた気がします。
それはきっと、周りの視線が怖かったから、今までの自分を壊すのが怖かったから。
でも、最初に友達からいろんなものを薦めてもらって、それと同時期に我が家で「hulu」を契約することが決まって、そこからはもういろんなものにハマっていきました(笑)
まあ言い方を変えれば、「鈍感になった」とでも言えるのではないでしょうか。そんな風に今現在の自分になれたのは友達の、家族のおかげです。本当に感謝してます。
で、ですよ。
そんな中で、ぼくが夏休み終盤に出会い、勉強時間を大幅に削減してドハマりしたアニメがあります。
それが「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、通称「あの花」です。
TofuTalkでメインヒロインであるめんまの恰好をし、「あの花」に関するプレゼンをしたのはそういうことだったのです、はい。
その時は短い時間制限もあり、端的な考察にとどめてきれいに仕上げてしまったのですが、ここではもう少しだけ踏み込んで話をしようかな、と。
・そもそも「あの花」ってどんなアニメ?
これが周りの人から一番聞かれる質問です。端的に言うと「小さいころに仲良しだったグループの中の女の子が死んじゃったんだけど、何年か経って自分の前に化けて出てきた話」です。これだけだと完全にホラー。
小学校のころとか、それは中学校とか高校でもだけど、なんかよくわからないけどつるんでる友達っているじゃないですか。そんな、小学校のころの仲良し6人組「超平和バスターズ」がメインヒロインの女の子・めんまの死をきっかけにばらばらになって、それがまた一つになっていくような、そんなお話です。
・「あの花」ってなんだったの?
ある程度見てくれた人が次に質問してくるのがこれ。ここでの「あの花」は略称ではなく、タイトル中の1文節の意味合いです。
これについては劇中で語られてはいないため諸説ありますが、僕はめんまのことだったのではないかと思っています。最終話のラストシーンで、主人公のじんたんが語っている中に、
だけど、あの花はきっとどこかで咲き続けてる
という一節があります。その前のシーンでめんまは成仏して生まれ変わりへの一歩を踏み出したわけですし、話のスジ的にも合うため、きっとそうなのないかと。
・「あの花」のいいところは?
ここでの「あの花」は略称の意味です。ややっこしくてすみませんw
これはもう、登場人物の緻密な感情描写に限ります。
割とほかのアニメって(といってもそんなに量見てないですが)、やけに高校とか青春時代ってのを美化というか脚色してたりするじゃないですか。なぜか美少女ばっかりだったり、なんか謎の部活があったり。
「あの花」では、まず最初のシーンが引きこもってる主人公のカットから始まり、周囲の視線だとか、そんな中でも引き立ってるめんまの優しさだったり、超平和バスターズの面々の本当の気持ちだったりとか。
妙なリアリティの中にある繊細な感情がとても綺麗に描かれています。それがまず第一。
あとはセリフの被せ方だったりストーリーの進ませ方だったり、挙げればキリがありません。それとめんまかわいい。
・「あの花」の悪いところは?
もちろんいいところもあれば悪いところもあります。
一番の悪いところは、もっと掘り下げるシーンは掘り下げてほしかったなというところ。
例えば最終話、ぽっぽの暴露シーンとか、もう少し尺とってもよかったんじゃないのって気がします。
あと、ちょっとご都合主義があったのでは?とも。めんまを信じさせるために何か物を動かしてもらったりすればよかったのでは?とか(小説版のほうでは、それをやるとめんま⇔幽霊ってなってなんかなぁっていう描写がされてますが、だったらそれを盛り込めばよかったじゃんとか思わないでもないです)。
・あなたはどのくらい「あの花」が好きですか?
大好きです。めんま原理主義になるくらい大好きです。
具体的に言うと、小説版と漫画版を買って読み、劇場版パンフや各雑誌インタビューを読み漁り、「あの花ラジオ」は全て聴き、同じスタッフさんが制作した「とらドラ!」や「心が叫びたがってるんだ。」を見ました。アニメ版は3日に1周ペースで全話見てます。そしてめんまを描くため絵を勉強し始めました。また、学校では定期的に「めんまぁ!」と叫び、放課後にカラオケ行くときは必ず最初の曲は「青い栞」、締めは「secret base」です。上記の通り、めんまのコスプレだってしちゃいました。このくらい好きです。
・「あの花」を見て変わったこと
「あの花」のオープニングテーマ、『青い栞』の歌詞にはこんな一節があります。
いつか忘れてしまう今日だねなんて言わないでほしいよ
ということで日記をつけ始めました(唐突)
きっと人は生きていく中で、いろんな大事なことを忘れていく。忘れたいこととか、忘れたくないこととかたくさんあるけど、そんな中でも僕は、過去は過去として受け止めつつ、いろんなことを忘れないでいたい。
そんなことを、「あの花」は気付かせてくれました。
そういえばGalileo Galilei、解散だそうですね。悲しい…。
ということでこんなもんでいかがでしょう。
まだ言い足りないことがたくさんあるのですが、これ以上話すと長ったらしくなるうえ、ただめんま愛を書き綴るだけになる気がするのでこの辺で…。
またコンスタントに更新していきたいと思っていますが、なにしろ受験生。次の更新はいつになるやら…。
では、また逢う日まで(*'ω'*)